-関節痛の治療ガイド-


トップページの目次

1.関節痛の原因

2.関節痛の対策

3.関節痛に効果効能があるサプリメント

4.サプリメント以外での予防改善

5.関節痛に関係する治療法

6.関節痛に処方される漢方薬


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関節痛の原因

関節痛の原因は加齢や肥満、過激な運動などにより、関節内の軟骨がすり減り、骨と骨が当たるため痛みや炎症が起こるのです。

軟骨の成分は、コラーゲンやプロテオグリカン(グルコサミンとタンパク質)などの弾力性と保湿性を備えた物質で、関節で重要なクッションの役割を果たしています。しかし加齢とともに体内で合成する能力が衰ええるために、軟骨が減少していきます。これが関節痛の主な原因です。

関節痛の種類

関節痛の中で最も多いのは変形性膝関節症で、膝の変形と痛みが主な症状です。原因は加齢とともに少しづつ軟骨の摩耗や筋力の低下、血行不良、新陳代謝の悪化などです。摩耗が進むと軟骨の破片が、膝の内膜を傷つけ、炎症がおこるのです。炎症をおこした膝の内膜は、「関節液」と呼ばれる液体を多量に分泌します。これが俗に言う「膝に水がたまる」症状です。

関節液のなかには、サイトカインと呼ばれる物質が含まれていますが、これが炎症と痛みの原因となるのです。

これが変形性膝関節症の特徴と原因ですが、この他にも関節痛の原因になる病気があります。

・関節リウマチ

症状は朝関節のこわばりが数時間続き、全身の関節に、左右対称に炎症がおこります。

原因は免疫異常による炎症が、考えられています。

関節リウマチの白血球除去療法

・大腿骨頭壊死

60歳以上の女性に多くみられ、太ももの骨の大腿骨の股関節に、起こることが多いですが膝関節に起こることもあります。急に痛みがはしり、夜間も痛みを感じます。

原因はステロイド薬やアルコールの影響により、大腿骨の先端の血行が悪くなり、組織が壊死してしまい、痛みが起こるのです。

関節痛 日本人向け新型人口股関節

関節痛人工股関節の極小侵襲(しんしゅう)手術

・化膿性関節炎

症状としては、急に関節に痛みが現れ、悪寒や発熱をともないます。

原因は体のどこかで感染症を起こしている黄色ブドウ球菌や連鎖球菌・肺炎球菌などの細菌が、血流にのって関節内に流れ込むことで発病してしまいます。また、関節の近くで発症している骨髄炎の菌が原因になることもあります。関節まで達するような深い傷を受け、直接感染する場合もあります。

・通風

中高年の男性に多くみられ、突然関節に痛みがはしり、症状が一気に進行します。膝や足の親指に痛みや熱感を感じます。

原因は、体内で脂肪が新陳代謝することで尿酸が生じますが、尿から体外に排出しています。この尿酸が作られ過ぎたり、あるいは排出がうまくいかずに、血液中に尿酸が増えすぎた状態が高尿酸血症です。高尿酸血症では尿酸が身体のいろいろな部位に沈着しますが、関節内に沈着したときに痛風の発作が起きるのです。

・偽通風(関節軟骨石灰化症、CPPD沈着症)

高齢者に多くみられ、体を動かすと関節が激しく痛み、発熱をともないます。

原因は、痛風における尿酸への反応と似ていて、原因が尿酸でなく、ピロリン酸カルシウム(CPPD)に対して発生したものです。関節内のピロリン酸カルシウム(CPPD)の結晶が、沈着した時に炎症を起こして発症します。

・半月板損傷・じん帯損傷

症状としてケガをした直後に、激しい痛みを感じます。また膝が不安定になり、運動中にガクンと急に痛みを感じ、関節が自由に動かなくなります。

事故や運動などにより、膝の半月板やじん帯の一部が、裂けたり破けたりして起こります。

関節痛の対策

変形性膝関節症の対策としては、関節の炎症をしずめて、軟骨の量を増やすことがポイントになります。

関節痛に効果効能があるサプリメント

キャッツクロー

グルコサミン

コンドロイチン

サメ軟骨

ビタミンC

●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス

  • キャッツクローは関節リウマチと変形性関節症の炎症を、緩和する作用があります。
  • グルコサミンは軟骨の主成分の1つプロテオグリカンの生産を助け炎症を抑えます。
  • コンドロイチンは軟骨の主成分で、軟骨が増える以外に関節の炎症を抑える効果もあります。
  • サメ軟骨にはコンドロイチンとカルシウムを多く含んでいます。
  • 銅はコラーゲンを作る酵素の構成成分になっています。
  • ビタミンCの最大の仕事はコラーゲンを作ることです。コラーゲンは分子構造が大きいため飲んでも直接体に吸収されませんが、ビタミンCが体内でアミノ酸から合成してくれます。

サプリメント以外での予防改善

肥満による関節痛の方は、関節への負担を軽減するためにダイエットに努めてください。

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普段の生活では体を冷やさないように注意して患部にはサポーターなどで保温しましょう。重たい荷物などは持たないこと、そして適度な運動をして筋肉を付けましょう、プール歩行などは最適です。

食事の面ではアミン酸バランスのとれた、肉類や大豆などの良質なタンパ質を摂り、コラーゲンを生成するビタミンCを含んだ野菜や果物をたくさん取り入れてください。

変形性膝関節症の治療は運動療法を中心に行って、サプリメントは補助的なものとして考えてください。

関節痛に関係する治療法

関節痛(変形性膝関節症)の三次元培養軟骨移植術

関節痛 日本人向け新型人口股関節

関節痛人工股関節の極小侵襲(しんしゅう)手術

関節リウマチの白血球除去療法

関節痛(変形性膝関節症)の運動療法

関節痛(変形性膝関節症)の薬物療法

関節痛(変形性膝関節症)の手術

「硬膜外腔内視鏡」(エピドラスコピー)による腰痛治療

前十字靱帯断裂の「靱帯再建手術」と「保存的修復法」

痙縮治療の「髄腔内バクロフェン療法」(ITB療法)

顎関節症(がくかんせつしょう)の補てつ治療

三叉神経痛のガンマナイフ治療

椎間板ヘルニアの経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)

顔面神経まひの「筋肉移植」治療


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関節痛に処方される漢方薬

漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は「証の自己判定テスト」をご利用ください。

実証

中間証

虚証

漢方薬の解説


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