-関節痛 日本人向け新型人口股関節-


関節痛・日本人向け新型人工股関節

従来の人工股関節

「畳文化」の日本では欧米に比べて、正座したり、和式トイレにしゃがみこんだりと、股関節を大きく曲げる姿勢を強いられることが多いです。

しかし国内で使われている主な人工股関節は、欧米人向けの輸入品で、日本人の生活様式が考慮されていません。このため正座などをすると、脱臼して、再手術を余儀なくされることもあります。


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日本人向け新型人工股関節

このため日産玉川病院とアメリカのベイラー医大などと協力して、日本人女性の股関節をコンピューター断層撮影(CT)して、立体的に日本の生活様式における、関節の動きの特徴を分析しました。

その結果、日本人は正座などの姿勢ができるように、大腿骨(だいたいこつ)の突起部分が、欧米人の2倍以上もねじれていること(前捻:ぜんねん)が、わかりました。

この結果を基本に、日本人に合った人工股関節を、米医療器メーカーと共同開発しました。人工股関節の長さも日本人の体格に合わせ従来品の3/4に縮め、大腿骨にすき間なく、埋め込まれることで、最適な前捻が得られます。

人工股関節と大腿骨の間に空間ができてしまうと、その部分の骨が失われ、折れやすくなります。また人工股関節の形状も工夫して、より曲がりやすくなっています。

日本人の骨の形状に合った人工股関節なので、埋め込むための骨削りが最小限ですみます。たとえ人工骨がぐらついて埋め直しが必要になっても、それに対応できる骨が十分に確保されます。


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関係医療機関

日産厚生会玉川病院

関係サイト

NPO法人のぞみ会(変形性股関節症友の会)

社団法人日本リウマチ友の会 

関連ページ

関節痛人工股関節の極小侵襲(しんしゅう)手術


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関節痛/健康

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